薬剤耐性HIVインフォメーションセンター

薬剤耐性検査についてAbout

薬剤耐性の影響と薬剤耐性検査の有用性

AZTの耐性変異が、HIV-1感染症の進行とAIDSによる死と密接な関連があることが明らかにされた。Japour AJ, 1995

プロテアーゼ阻害剤との併用療法についても、薬剤耐性検査が治療の成否に影響を及ぼすことが明らかにされた。Zolopa AR, 1999

HIV感染症治療における薬剤耐性検査の有用性を検討するため、コホート研究が行われた。

その結果から、薬剤耐性遺伝子型検査の結果を指標として治療薬を選択し治療を進めることは、ウイルス量をより低く抑えることに有用であると結論付けられた。

研究名 対象者数 研究期間
(月)
検査法 ウイルス量の
変化(log)
ウイルス量が検出感度以下
まで減少した割合(%)
Reference
VIRADAPT 108 6 Genotypic -1.15 32 Durant J, 1999
Clevenbergh P, 2000
-0.67 14
GART 148 3 Genotypic -0.94 34 Baxter JD, 2000
-0.47 22
Havana 326 6 Genotypic -0.84 49 Tural C, 2002
-0.63 36
ARGENTA 174 6 Genotypic -0.57 21 Cingolani, 2002
-0.39 17
VIRA3001 226 4 Phenotypic -1.23 46 Cohen CJ, 2002
-0.87 34
Narval 525 3 Genotypic -0.95 44 Meynard JL, 2002
Phenotypic -0.93 35
-0.76 36
CCTG 575 211 6 Phenotypic -0.71 48 Haubrich RH, 2005
-0.69 48