まもれていますか?
「きちんとのむ」4原則

薬剤耐性(やくざいたいせい)ウイルスができないようにするためにはウイルスに“スキ”を見せずに「きちんとのむ」ことが大切です
「きちんとのむ」とは、具体的にはどういうことなのでしょうか

Check!わすれない、()かさない

  • のみわすれなどで、抗HIV薬をきまった間隔(かんかく)でのめなくなると、血中濃度(けっちゅうのうど)が目標トラフ値よりも下がりやすくなるため、薬剤耐性(やくざいたいせい)ウイルスができやすくなります。

Check!減らさない、わけてのまない

  • 副作用や、手持ちの薬がたりないなどの理由から、自分の判断(はんだん)で抗HIV薬の量や種類を減らしてのむと、血中濃度(けっちゅうのうど)が目標トラフ値よりも下がりやすくなるため、薬剤耐性(やくざいたいせい)ウイルスができやすくなります。

Check!のみすぎない、まとめてのまない

  • 数回にわけてのむタイプの抗HIV薬を1回にまとめてのんだり、のみわすれた分を次の回にあわせてのんだりすると、血中濃度(けっちゅうのうど)が上がりすぎてしまいます。
  • 血中濃度(けっちゅうのうど)が上がりすぎると、副作用が出やすくなるため危険です。
  • 抗HIV薬を一度に多くのんでも“よく()く”わけではありません。
  • 数回にわけてのむタイプの薬は、代謝(たいしゃ)されやすいため、1回にまとめてのんでも()きめが長くもちません。

Check!やめない、つづける

  • 抗HIV薬は、長い年月にわたり、のみつづける必要があります。症状や検査値がよくなったからといって、やめてはいけません。
  • 副作用や気分の変化などから「薬をのむことがつらい」と感じたら、すぐに担当の医師やスタッフにつたえましょう。自分の判断(はんだん)で抗HIV薬をやめること(中断)は危険です。
  • 体調の変化を見のがさないためにも、定期的な受診をつづけることが大切です。