きちんとのまないと…?

のみわすれなどで、抗HIV薬を「きちんとのむ」ことができなくなると血中濃度(けっちゅうのうど)が下がりすぎてしまいます。そのときにどうなるのか、ウイルスの立場で考えてみましょう。

ウイルスはコピーをしてふえたい
薬が()いていると、コピーができずこまる

薬の弱点をつかんでどんどんコピーをしたい

きちんと
のんでいれば…

敵(薬)のガードが かたく“スキ”がない

きちんとのまないと…

敵(薬)のガードに“スキ”ができる → 薬の特ちょうを学んで、弱点をつかむチャンス

ウイルスは、この“学習のチャンス”がくり返されるうちに、薬の特ちょうをマスターして、薬に負けない性質に変わっていきます。

薬剤耐性(やくざいたいせい)ウイルスとは
現在のんでいる薬に負けなくなったウイルスのことなのです